ZAZOUSのモッズコートを徹底解剖してみた

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こんにちは。NALです。

今回は、REATS TAILOR ZAZOUS(リーツテイラーザズー)のモッズコートをご紹介します。

[価格]48,000円
(2024年5月現在)

モッズ(Mods)を気取るのであれば、モッズコートは絶対に外せないアイテムでしょう。

また、モッズコート自体が既に鉄板アイテムとなっているため、男性・女性を問わない万能アイテムと言えます。

まだモッズコートをお持ちではない方はぜひ本記事をお読みになって、ZAZOUSを選択肢の一つに加えて頂ければ幸いです。

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ZAZOUSのモッズコートを徹底解剖(1)シルエットが抜群

ZAZOUSのモッズコートがこちらです。

ハンガーに掛けた状態だと伝わりづらいですが、このモッズコートは抜群のシルエットを誇っています。

一般的にモッズコートはオーバーサイズに設計されていることが多く、ルーズシルエットになりがちです。

もちろん、ルーズシルエットのモッズコートも素敵ですが、元々がミリタリーのコートなので、野暮ったい印象を受ける方も少なくありません。

しかし、ZAZOSUのモッズコートはタイトフィットに設計されているため、スタイリッシュに着こなせるのです。

私が所有しているモッズコートのサイズは40(Lサイズ相当)ですが、Lサイズには見えないほど細身の作りとなっています。

ただ、「タイトフィット=身体が締め付けられる」ということは一切ありません。

私が20年以上もZAZOUSを愛用している理由の一つがこれで、ZAZOUSの服は身体にあてがうようにパターンが起こされているのです。

世間一般にある細身のブランドでは身幅をただ狭くするだけの場合が多く、これにより身体が締め付けられるという状態が発生します。

また、身幅をただ狭くしているだけなので、腕の可動域も狭くなってしまい、満足に腕を上げられないという状態にもなってしまいます。

ブランド名は伏せますが、私がかつて所有していた有名ブランドのジャケットが正にこの仕様で、腕を上げるとジャケットそのものが上にズレてしまうという珍妙不可思議な現象がおこったのです。

これに対して、ZAZOUSのパターンはただ身幅を狭くするのではなく、弧を描くように曲線で構成されています。

これにより、腕の可動域を十分に確保しつつ、ウエスト部分は絞ったシルエットを形成できるというわけです。

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ZAZOUSのモッズコートを徹底解剖(2)シガレットポケットを装備

ZAZOUSのモッズコートにはシガレットポケットが左腕に装備されています。

シガレットポケットがこちらです。

シガレットポケットという名前の通り、これはタバコを入れるためのポケットでした。

ただ、「ユーティリティーポケット」とも呼ばれており、初期のMA-1(フライトジャケット)にも同様のポケットが装備されています。

ユーティリティーとは「便利な」や「実用的な」という意味で、タバコを入れるだけではなくペンなども収容することが出来たため、「万能なポケット」として認識されています。

我々が今日にモッズコート(モッズパーカ)と呼んでいるアイテムの正式名称は「M-51」で、1951年にアメリカ軍が製造したモデルを指します。

しかし、本来のM-51にユーティリティーポケットは装備されていないため、これはZAZOUSのオリジナルです。

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ZAZOUSのモッズコートを徹底解剖(3)袖口はマジックテープで調整できる

ZAZOUSのモッズコートは袖口にマジックテープが縫い付けられており、この部分で袖口の広さを調整できる仕様となっています。

もともとM-51は極寒地用の作業服だったため、実物も袖口に広さを調整できるボタンや紐(ドローコード)が装備されていました。

ZAZOUSのモッズコートは現物をサンプリングして作られているため、流行に囚われる必要なく、末永く着られるというメリットがあります。

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ZAZOUSのモッズコートを徹底解剖(4)フードとファーについて

フードはシェル(コート本体)と一体化しているため、脱着することは出来ません

ただ、オリジナルのM-51もフードが取り外し出来ないことから、これは現物を忠実に再現したと言えます。

フードの脱着が可能になったのは後継モデルのM-65からで、モッズが好きな方や服に詳しい方は「M-65はモッズコートではない」ということをご存知だと思います。

ちなみに、ファーはラクーン(アライグマ)で、こちらは取り外しが可能となっています。

コートとファーが分離できるため、秋から春先まで使用できるのがメリットです。

さらに、クリーニングに出す際はファーだけ(もしくはコートだけ)の料金を支払えばよいため、その分、クリーニング代が節約できるという効果もあります。

これは余談ですが、ラクーンの毛並みは非常にソフトで柔らかく温かいのですが、チクチクと肌を刺す感覚がするので、刺激に敏感な方は取り外して使用するとよいでしょう。

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ZAZOUSのモッズコートを徹底解剖(5)防寒性について

本コートのライナーはボアとなっているため、一定の保温性があります。

ただ、ボアがあるのは胴体部分だけで、腕の部分はキュプラとなっています。

腕部分にキュプラが使用されている理由は腕の通りを良くためですが、その分、保温性が失われています。

正直なところ、これ1着では真冬の寒さを凌ぐのは難しいというのが本音です。

そのため、ZAZOUSのモッズコート検討している方は以下の考え方で購入を検討した方がいいかもしれません。

(1)秋および春先限定で着る

(2)中に着込めるように敢えてオーバーサイズを購入する

(1)であればジャストサイズまたはタイト目のサイズを購入しても問題ありません。

ただ、その分、着られるシーズンが秋と春先の2シーズンだけとなってしまい、コートの本番である冬には出番なしという状態が続くかもしれません。

これに対して、(2)のように中に着込む前提で敢えてオーバーサイズを購入する方法もあります。

私は(2)の考えでモッズコートを購入しており、秋および春先ではシャツの上から着て、冬~真冬にかけてスーツの上から着用しています。

本来、私の体型であれば38(Mサイズ相当)で十分なのですが、中に着込むことを前提に考えていたので、1サイズ上の40(Lサイズ相当)を購入しました。

しかし、オーバーサイズと言っても、ZAZOUSのコートはもともと細身な作りなので大幅にシルエットが崩れるということはありません。

もしモッズコートを1着も持っていない方であれば、(2)のように敢えてオーバーサイズを購入した方が手持ちのアイテムとも合わせやすいため、コストパフォーマンスに優れていると思います。

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