メルカリのアカウントは家族で共有・譲渡できる?

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こんにちは。NALです。

今回のテーマは、「メルカリのアカウントを家族間で共有or譲渡できるのか?」という問題です。

確かに、家族の中にメルカリを利用しなくなった人間がいれば、最初からアカウントを作るよりも共有したり譲渡したりした方が遥かに労力がかかりません。

そこで、今回はメルカリアカウントの共有や譲渡について解説いたします。

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メルカリのアカウントを家族間で共有or譲渡できる?

結論から言うと、メルカリのアカウントを家族間で共有または譲渡することは可能です。

実際のところ、Twitterでも家族間でアカウントを共有している人間の存在が多数確認されています。

x.com

それどころか、友人間での共有も確認されているのです。

x.com

上記の通り、メルカリのアカウントを家族・友達間で共有することは技術的には可能です。

やり方は非常に簡単で、アカウントにログインする際の情報(ID・パスワード・認証番号)を共有したい相手に知らせるだけです。

これにより、その相手はあなたのアカウントにログインすることができ、これでアカウントの共有が完了というわけです。

もちろん、アカウントの共有が技術的に可能である以上、アカウントの譲渡も可能であることは明白です。

既に自分が使っていないアカウントのログイン情報を相手に通知するだけで、あなたの自分のアカウントを相手に譲渡することが出来ます。

しかし、「アカウントの共有(譲渡)が出来ること」と「それが許された行為なのか」は全くの別問題であることを認識しなければなりません。

実は、メルカリでは自分のアカウントを第三者と共有したり、譲渡したりすることを明確に禁止しているのです。

アカウントの共有・譲渡は禁止

アカウントの共有・譲渡について、メルカリでは次のように回答されています。

メルカリ・メルペイでは、アカウントを第三者に利用させることや、アカウントの譲渡、売買、質入、貸与、賃貸等の行為を禁止しております。

※「https://about.mercari.com/security/news/articles/account-unauthorized-use/」より引用

メルカリがアカウントの共有・譲渡を禁止している理由は犯罪や不正に悪用される可能性があるからです。

例えば、第三者のアカウントにログインして登録情報を別人のものに書き換え、その人物に請求が行くようにすることも可能になってしまいます。

また、共有・譲渡されたアカウントを捨て垢として悪用し、偽ブランド品などを出品するなどの犯罪も起きかねません。

もしアカウントの共有や譲渡を認めてしまうと、その出品者(購入者)の正体を把握しづらくなってしまい、問題が起きた時に解決が見込めないという事態に直面してしまいます。

もちろん、アカウントの共有・譲渡を考えている人の大半が犯罪とは無縁な善良なユーザーでしょう。

しかし、一見しただけでは善良なユーザーなのか悪質なユーザーなのかを見極める術はありません。

そのため、アカウントの共有および譲渡は一律に禁止なのです。

なお、アカウントの共有や譲渡は明確な規約違反であるため、この状態であなたが何らかのトラブルに巻き込まれた場合、メルカリはサポートや被害の弁済をしてくれない可能性が高いです。

アカウントの共有や譲渡は技術的にこそ可能ですが、これには相応のリスクが伴っていることを肝に銘じておく必要があります。

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アカウントの共有や譲渡がバレる理由は?

メルカリが何を基準にアカウントの共有や譲渡だと判断しているのかは公開されていません。

そのため、外部の人間である我々がその基準を知る術はないのが現状です。

ただ、我々がメルカリにアクセスしている時、その端末から以下の情報がメルカリに送信されています。

●IPアドレス/ドメイン

●OS/ブラウザ情報

●画面サイズ

●言語

●通信ポート

●アクセス元のページ

※「http://commonld.com/blog.php?id=18」参照

一般的によく耳にするIPアドレスは端末ごとに割り振られたWeb上の住所のようなものですが、これで特定できるのはせいぜい「国」「都道府県」「市町村」までで、個人を完全に特定することは不可能です。

これ以外の情報も個人を完全に特定することは不可能ですが、メルカリはこれらの情報を総合的に勘案して個人を特定していると予想されます。

恐らく、メルカリ側では”ある一定の閾値(しきいち)”が設定されており、この値を超えたケースを「同一人物」だと判断しているのでしょう。

この閾値を超えた人物が複数のアカウントにログインしていれば、そのケースをアカウントの共有や譲渡とみなしていると思われます。

ただ、複数の端末から同じアカウントにログインしただけで直ちに共有・譲渡と判断されるわけではありません。

というのも、メルカリでは複数の端末から同じアカウントにログインしても問題ないことを明言しているからです。

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複数端末からのログインは問題なし

複数端末からのログインについて、メルカリは次のように回答しています。

上記の通り、たとえ複数の端末から同一アカウントにログインしても、そのことだけを理由に規約違反には問われないのです。

実際のところ、私は自身のスマホとPCから同一アカウントにログインしていますが、これによってメルカリから警告やペナルティーを受けたことは一度もありません。

これは異なる環境からアカウントにログインしている状態に過ぎず、アカウントの共有や譲渡には当たらないからです。

記事の序盤では家族間や友人同士でアカウントの共有をしている事例をご紹介しましたが、実は、これも”見かけ上”は異なる環境からログインしているように判断されているというだけなのです。

ここで問題となってくるのが、アカウントを共有・譲渡する相手が自分のアカウントを既に開設していた場合です。

例えば、下記ツイートのように、垢BANされた友人とアカウントを共有している場合は注意が必要です。

メルカリでは1度登録された個人情報はアカウントを削除しても保持され続け、その情報が破棄されることはありません。

そのため、垢BANを受けた友人も自分のアカウントにはログインこそ出来ないものの、その個人情報はメルカリで保持し続けられています。

この状態で友人のアカウントを共有(譲渡)された場合、メルカリはその友人が他人のアカウントにログインしたことを察知できてしまう恐れがあるというわけです。

この時、垢BANされた時と同じ環境で他人のアカウントにログインしていれば、まず間違いなくメルカリはアカウントの共有や譲渡に気づくはずです。

なぜなら、メルカリにアクセスしていた端末情報はアカウントと紐づいているからです。

その友人【A】が自分のスマホ【A’】を使って自分のアカウント【A”】にログインしていていたところ、そのアカウントがBANされたとします。

当然、この友人の端末とアカウントは紐づけられているため、メルカリでは【A-A’-A”】といった具合に情報が記録されています。

しかし、この友人が自分の【A’】端末を使って友人【B】のアカウント【B”】にログインすれば、【A-A’―B”】となり、メルカリが保持しているデータと相違が生まれてしまいます。

こうした相違がメルカリ側に察知されてしまい、アカウントの共有や譲渡を疑われてしまう恐れがあると思われます。

そのため、アカウントを共有・譲渡する相手が一度も自分のアカウントを開設したことがない人間であれば、たとえアカウントを共有・譲渡したとしても、メルカリ側からすれば「同一人物が異なる環境から自分のアカウントにログインした」ように見えるというわけです。

メルカリ
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